「セレブ」政治の時代に処して

「“鳩”の恩返し 遊説先で意外な人気ぶり」:イザ!

あまりにも時代を象徴する一枚の写真。大衆迎合する政治家が跋扈する現代、我々は何を学ぶべきだろうか?

明らかなことは、若者が著名政治家に向ける携帯カメラのレンズの先に、いわゆるその政治家の「政治理念」は見えてこない。その目的は主に「○○さんとの出会い」であり「記念写真」だ。新たな出会いは人生に新鮮さと新たな活力を与えてはくれるが、その内容の意義を追求できる視点がないと単なる「旅路での思い出の一幕」に終わってしまう。蓮舫女史然り、「柔ちゃん」しかり、すべては自分と直接関係のない「根なし草」の旅路の出来事。

これに対し、真実の「縁」は現実の生活で発生する様々な事象の中に存在している。それは人と人との出会いだけでなく、本来の「自分」との出会い、自分の人生との出会いも含まれる。